【MySQL】値 - 文字列や数値、論理値、NULL

【MySQL】値 - 文字列や数値、論理値、NULL

データベースは1つ1つの値(データ)の集まりです。

ここでは、MySQLの値について解説します。

検証環境

値は文字列や数値、論理値などです。

MySQLでは様々な種類の値を扱うことができます。

値の種類

値には種類があり、文字列や数値、論理値などが代表的な種類です。

値の確認

値の確認はSELECT文を使います。

SELECT文は主にデータ取得に使う文ですが、値を確認するためにも使うことが可能です。

SELECT 値, 値, 値;

複数の値を確認する場合は値をカンマ(,)で区切ります。

実行すると次のような表形式で出力します。

mysql> SELECT ValueA, ValueB;
+-------------+-------------+
___ih_hl_start
| ValueA NAME | ValueB NAME |
___ih_hl_end
+-------------+-------------+
___ih_hl_start
|   ValueA    |   ValueB    |
___ih_hl_end
+-------------+-------------+
1 row in set (0.00 sec)

3行目は値の名称です。
SELECTで指定した値の文字列を表示します。

5行目は値です。
SELECTで指定した値を表示します。

文字列

文字列はシングルクオート(')またはダブルクオート(")で括ります。

'文字列'
"文字列"
mysql> SELECT 'Hello World!', "Good Morning!";
+--------------+---------------+
| Hello World! | Good Morning! |
+--------------+---------------+
| Hello World! | Good Morning! |
+--------------+---------------+
1 row in set (0.00 sec)

特殊文字

特殊文字は文字列中で“特別な意味を持つ文字”や“通常通り使用できない文字”の総称です。

例えば、シングルクォート(')は特殊文字です。

シングルクォートの文字列で使うとSQLクエリの実行プロセスで“文字列を括るシングルクォート”と“単なる文字”のどちらを意味するのか判断ができません。

また、他には『改行』を表す文字も特殊文字にあたります。

エスケープシーケンス

エスケープシーケンスは特殊文字を通常文字として表現する方法です。

特殊文字はエスケープシーケンスを使うことで、単なる通常文字として扱うことができます。

表現方法はバックスラッシュ(\)と特定の文字を合わせて使い、代表的なエスケープシーケンスは次の通りです。

代表的な特殊文字
意味 エスケープ
シングルクオート \'
ダブルクオート \"
改行 \n
タブ \t

数値

数値は数字を入力します。

数値
mysql> SELECT 8, 3.14, -10;
+---+------+-----+
| 8 | 3.14 | -10 |
+---+------+-----+
| 8 | 3.14 | -10 |
+---+------+-----+
1 row in set (0.01 sec)

論理値

論理値は真をTRUE、偽をFALSEで入力します。

TRUE
FALSE
mysql> SELECT TRUE, FALSE;
+------+-------+
| TRUE | FALSE |
+------+-------+
|    1 |     0 |
+------+-------+
1 row in set (0.00 sec)

値の実態はそれぞれ10です。

NULL

NULLはデータが存在しないことを表す値です。

入力するにはNULLの文字をそのまま記述します。

NULL
mysql> SELECT NULL;
+------+
| NULL |
+------+
| NULL |
+------+
1 row in set (0.00 sec)